お掃除機能付きエアコンのお掃除機能とは一体どう言うことでしょうか?解説します。
事業のこと

お掃除機能付きエアコンを見極める、3つのポイントとは…!

ご家庭のエアコンは、お掃除機能付きエアコンですか?

突然ですが、質問です。

みなさんのご家庭のエアコンは、
「お掃除機能付きエアコン」でしょうか?それとも「通常のエアコン」でしょうか?

ズバリ!〇〇!とお答えになる方がたくさんいらっしゃると思いますが、
意外と「どちらかわからない」という方もいらっしゃるようです。

今回は、
お掃除機能付きエアコンについて、
そもそもどういう機能なのか、おさらいをしつつ、

後半は、
各社からリリースされているエアコンの様々な機能の中でも、「エアコン本体の清潔さための機能」という部分にスポットを当てて、
各メーカーのカタログに記載の情報を元に、ご紹介していきたいと思います。

エアコンのお掃除機能について、
みなさんと一緒にあたらめて確認してみましょう!

お掃除機能付きエアコンとは?

お掃除機能付きエアコンの歴史

まずは、そもそもお掃除機能付きエアコンとは何でしょう?というところから、一緒におさらいをしていきましょう。

お掃除機能が初めて登場したのは、2003年。

富士通ゼネラルが「nocria(ノクリア)」という機種でフィルターの自動お掃除機能を世界で初めて搭載し、販売しました。
(出典:富士通ゼネラルのエアコンの歴史:https://www.fujitsu-general.com/jp/products/aircon/history/index.html
また、パナソニックエアコンの歴史(https://panasonic.jp/aircon/history.html)によると、「フィルターお掃除ロボット」を搭載したのは、2004年のパナソニックが世界初との事です。

以降、各社も続き、
今ではすっかり、エアコンの機能として当たり前のものになりました。
エアコン購入の際は、お掃除機能の有無を判断基準にされる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

お掃除機能付きエアコンのお掃除とは?

お掃除機能付きエアコンは、フィルターのホコリをブラシで取り除きます。内部の洗浄はできません。

お掃除機能付きとは、一体どういうお掃除なのかというと、
「フィルターに付着するホコリをブラシでかき取る」という事です。

エアコンは、吸い込んだ室内の空気を、熱交換器で冷やしたり温めたりして送風口から送り出しています。
室内の空気を吸い込む際に、エアコン内部にホコリを一緒に吸い込まないようにするために、フィルターがあります。

ホコリは、フィルター表面に付着します。
通常のエアコンの場合、
お手入れをしないと、どんどんフィルターにホコリがに溜まっていきます。
これを放っておくと、フィルターが目詰まりをおこして、エアコンの冷暖房効率が下がったり、
エアコン内部にホコリが侵入して、カビの原因になってしまいますので、
定期的にフィルターを外してのお手入れが必要になりますね。

その面倒な作業を、「お掃除ロボット」が自動で代わりにやりますよ!というのが、
お掃除機能付きエアコンです。

お掃除ロボットがブラシでかき出したホコリは、ダストボックスに回収されるので、
定期的にダストボックスのメンテナンスをすればいいですよ!という事なのです。
パナソニック製の製品では独自技術で、ダストボックスで回収するのではなく、屋外へ自動排出するものもあるようです。
すごいですね…。

お掃除機能付きエアコンの見分け方

うちのエアコンは、お掃除機能付きなのかしら?という方は、
取扱説明書をご覧になるのが一番早いのですが、すぐに見られるようなところにいつも説明書を置いておかないですよね…。

お掃除機能付きエアコンかどうかチェックするには、
❶リモコンを見る
❷エアコンのカバーを外してみる
❸エアコン本体の奥行き(出幅)を見る
これらの方法をご案内しています。

❶リモコンを見る

お掃除機能付きエアコンのリモコンには、「フィルター掃除」「手動掃除」などの表示がある場合があります。

リモコンに「フィルター掃除」「手動掃除」などのボタンがあれば、お掃除機能付きエアコンです。

後述しますが、「内部クリーン」というボタンのみの場合は、お掃除機能付きではない通常エアコンです。

❷エアコンのカバーを外してみる

お掃除機能付きエアコンのフロントカバーを外すと、ダストボックスやお掃除ロボットが露出します。

エアコン前面のカバーを外して、お掃除ロボットや、ダストボックスが見えたら、お掃除機能付きエアコンです。

❸エアコン本体の奥行き(出幅)を見る

お掃除機能付きエアコンは、通常エアコンに比べて出幅が大きくなります。

お掃除機能付きエアコンは、お掃除ロボットのユニットがある分、エアコン本体の奥行き(出幅)が通常エアコンより長いことが多いです。

お掃除機能付きエアコンのメンテナンス

自動でフィルターのホコリを除去してくれるとは言え、各社カタログには、
「使用時間、使用環境によっては、フィルターを取り外して水洗いをしてください」という記載もあります。
お掃除機能付きとは言え、やはり定期的にお手入れが必要となるようです。

お掃除機能付きエアコンのポイント

●一般的に、お掃除機能とは「フィルターについたホコリ」を自動的にブラシでかき出す機能のことでエアコン内部のお掃除を行うわけではない

●定期的なお手入れが必要

ここまで「お掃除機能」について、ご紹介してきました。
お掃除機能付きエアコンをご使用の方、フィルターやダストボックスどうなっていますか?
たまにメンテナンスをされていますか?

もし気になったら、
エアコンのカバーを外して、ダストボックスをチェックしてみてくださいね。

エアコン分解洗浄では…

「エアコン分解洗浄」の観点から見ると、
お掃除機能付きエアコンは、フィルターお掃除ロボットのユニットを外す工程があるために、
通常エアコンに比べ作業工程が複雑になり、作業時間が長くなります。
また、業者によっては、お掃除機能付きエアコンの洗浄を請け負わない場合もあります。
このような理由から、
各お掃除業者の料金設定を見ても、通常エアコンの作業よりも高い価格設定をしているところがほとんどです。

お掃除機能と混同しがちな、「内部クリーン」

内部クリーンは、お掃除機能付きエアコンとは内容が異なります。

メーカーによって表記は様々ですが、エアコンのリモコンに「内部クリーン」「内部洗浄」などのボタンがある場合や、
運転を停止しても、エアコン内で何か継続して運転が行われる場合は、
「内部クリーン」機能が搭載されているエアコンです。

この「内部クリーン」と、「お掃除機能付き」というのは実はまったく別のものです。

冷房や除湿運転をする際にエアコン内部に発生する結露が、カビや雑菌の温床となりますが、
この内部クリーンで送風や暖房運転をする事で、エアコン内部を乾燥させて、カビを抑制するという機能です。

内部クリーンは、エアコン内部を乾燥させて、カビの繁殖を防ぎます。

これは、お掃除機能付きエアコンではなくても、標準的に搭載されていることが多いようです。(2019年版の各社総合カタログの仕様表に記載の内容を元に、ヨクナル編集部調べ)

たしかに送風や暖房運転なら、エアコンの機能として標準的なものなので、別に何かユニットを付加する事なく可能なのは納得できますね。

エアコン内部を乾燥させることは、カビを抑止するのには効果的ですので、これはぜひ活用したい機能です。

ただこの機能をよく知らないでいると、
「エアコンの運転を止めたのに、まだ動いている!」
「なんか暑い風が出てくる…」と、
せっかくの内部クリーン運転を止めてしまうケースがあるようです(実は筆者もその一人でした…)。

ぜひ、お手元のリモコンや取扱説明書をチェックして、
便利な機能をご活用くださいね。

各社最新エアコンに見る、エアコンの汚れ対策

各メーカーの最新機種を見てみると、
●AIで自動的に温度調整
●スマートフォンで操作
●快適な気流の自動調整
などなど、様々な機能が搭載されていることがわかります。

その中から、「エアコン本体の”清潔”のための機能」という観点で、いくつかピックアップしてみました。

そもそも汚れにくくしている

カタログを見ていて、各社共通に掲載していた機能として、
部品に特殊なコーティングを施すことで、汚れがこびりつくのを防ぐというものがあります。
そもそも汚れにくくするという技術ですね。

最新のエアコンの部品には、そもそも汚れのつきにくいコーティングが施されています。

熱交換器のフィンの場合、汚れがこびりつきにくい事を利用し、
冷房・除湿運転で発生した水を使って、
汚れを洗い流すことができるという機種も登場しています。

また、HITACHIは、フラップや通風路をステンレス製にすることで、菌や汚れを抑制しています。

各社独自のカビ抑制技術

DAIKIN(ダイキン)のストリーマ、SHARPのプラズマクラスター、MITSUBISHIのオゾン、PanasonicのナノイーXなど、
カビを抑制する技術を、各社それぞれ独自に搭載しています。

FUJITSUのnocriaには、
熱交換器に残った水分に加熱して55℃以上に熱くすることで、
カビ菌・細菌を除去するという、「熱交換器加熱除菌」が採用されています。

すごい洗い方

HITACHIのしろくまくんシリーズには、熱交換器を凍らせて大量の霜をつけ、
そのあと、霜を一気に溶かして洗い流す
という「凍結洗浄」という技術があります。
Hisenseというメーカーも同じようなに「冷凍洗浄」という機能付きの製品をラインナップしています。

「エアコンの中を一度凍らせてから、溶かした時に発生する水分で洗う」という発想は面白いですね。

掃除しやすい構造

カタログを見ていて面白いなと思ったのが、MITSUBISHIの霧ヶ峰BKRシリーズです。

左右のフラップや前面パネル、さらにはお掃除メカ部分も取り外しが可能なモデルがあるので、
熱交換器や通風路を露出させて、掃除しやすいようになっていました。

様々な機能で汚れを防いでくれるとはいえ、
掃除は必要だから掃除しやすいように…というのはステキな発想だと思いました。

また、TOSHIBAの「楽ダストボックス」はお掃除機能で集めたホコリを、付属のお掃除ノズルを使って穴から吸引できるという構造。

ダストボックスを取り外すことなく、掃除機で吸引できるとのことでした。

その他にも各社様々な工夫がありますので、詳しくは各メーカーのホームページをご参照ください。

ダイキン工業
三菱電機
東芝ライフスタイル株式会社
HITACHI
Panasonic エアコン
富士通ゼネラル
Hisense

各機能の役割を知って、快適なエアコン使用を

お掃除機能とは、
「フィルターのホコリを自動的に除去してくれる」機能であり、
「内部クリーン」では
エアコン内部の水を乾燥させてカビの発生を防いでいる
「お掃除機能」と「内部クリーン」は同じものではない、
ということを再確認しました。

また、各社独自の技術や機能で、エアコンの状態を保とうとする工夫があるという事をご紹介しました。

とは言うものの、
各社カタログにも記載があるように、まったく汚れない・カビないかというと、
残念ながらそう言うことでは無いようです。

汚れがたまらないように、

エアコンの機能を利用して日々のケアをしつつ、
汚れてしまった時は、専門業者による分解洗浄をお願いするということが
エアコンとのヨクナル付き合い方なのかもしれません。

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