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【検証 !】お掃除機能付きエアコン掃除はなぜ割高なのか?|スマイキュア

お掃除機能付きエアコン洗浄はなぜ割高なのか?

今やすっかりスタンダードになりつつある、お掃除機能付きエアコン。
ご家庭のエアコンはお掃除機能付きでしょうか?

このお掃除機能付きエアコンですが、業者に分解洗浄を頼んだ時に、
通常料金ではなく「お掃除機能付きエアコン料金」で見積もりをされた…という方がほとんどなのではないでしょうか。

お掃除機能付きエアコンは、なぜ通常エアコンの分解洗浄と料金が違うのか…今回は実際のお掃除工程を動画でご紹介しつつ、この点を掘り下げていきたいと思います!
 

お掃除機能付きエアコン掃除はなぜ割高なの?!

「お掃除機能付き」エアコンなのに
お掃除

しなきゃいけないのか〜〜〜〜ぃ!!

…ぴえん(もう古いですね…)

こんにちわ。
みなさんの心の声がスルスルと聞こえてしまう、でおなじみのヨクナル編集部です。

 

以前、このヨクナルでもお掃除機能付きエアコンの記事を書きましたが、

 


 

今回は改めてもう一度、お掃除機能付きエアコンをおさらいしつつ、
どうしてお掃除機能付きエアコンの分解洗浄が
通常エアコンよりも割高になってしまうのか?!

を、
みなさんにしっかりとお伝えしますので、ぜひ知っていただければなぁと思います!

 

お掃除機能付きエアコンって何だっけ?

(前置きはいいから、理由を知りたい方はここをクリック
そもそも「お掃除機能って?」何でしょう?

今や、どのエアコンメーカーさんでも、様々な「お掃除機能」のついた新商品を開発し、
家電量販店の店員さんもしきりにお掃除機能付きの商品を勧めてきますね。
お掃除機能付きエアコンは、もはやエアコン売り場のスタンダードになりつつある印象です。

スマイキュアでお伺いするお客様のエアコンは、約3割がお掃除機能付きで、
最近の傾向ではお掃除機能付きエアコンの割合がじょじょに上がってきています。

お掃除機能付きエアコンの比率
スマイキュアへのお申し込みエアコン機種の比率(2020年9月〜2021年5月)

 

そんなお掃除機能付きのエアコンですが、
意外と誤解をされていたり、
そもそもご自宅のエアコンがお掃除機能付きなのかどうか認識していない方もいらっしゃいますので、
ここであらためてご説明したいと思います。

おさらい.1:自動でフィルターのホコリをとってくれる

お掃除機能付きエアコンは、各メーカーでお掃除方法は様々ありますが、
そのほとんどが、エアコンの吸気部(大体が前面についています)でホコリがエアコン内部に入らないようにするために付いている「フィルター」を
定期的にキレイにしてくれる機能が付いたエアコンのことです。

お掃除機能付きエアコン=自動でフィルターの掃除をしてくれるメカのついたエアコン
と覚えていただいて大丈夫です。

 

お掃除機能付きエアコン
自動でフィルターの掃除をしてくれるメカのついたエアコン

 

スマイキュアには、「【内部クリーン】【内部乾燥】がついているのですけどお掃除機能付きエアコンですか?」とお問い合わせいただくお客様が多いのですが、
【内部クリーン】【内部乾燥】だけであれば、お掃除機能付きエアコンではありません

これはフィルターを掃除する機能ではなく、
冷房などでエアコン内に発生した結露がそのままにならないように、
エアコンのスイッチをOFFにした後に送風し乾燥させることで、
カビの発生を抑えてくれるという機能です。

 

内部クリーン・内部乾燥だけなら…
お掃除機能付きエアコンではない

 

【内部クリーン】【内部乾燥】は、
エアコン内部を送風運転で乾かしているだけなので、とくに特別なメカがついていなくてもできる便利機能なのです。

おさらい.2:その機能でお掃除したホコリはどこに行くの?

機械が自動的にお掃除してくれるホコリですが、
それが消えて無くなるわけはありません!

そのホコリはエアコン内に装備された「ダストボックス」というホコリ溜に入ります。
ですので、フィルターの汚れはある程度機械が取ってくれますが、
そのダストボックス内のホコリは定期的にヒトの力で取り除いて掃除しなくてはいけないんです…。

みなさんが「ル◯バ」などでよくご存知のお掃除ロボットを思い出してみましょう。
日頃のお掃除は自動的にやってくれるものの、
ロボット内に溜まったゴミはヒトの力で取って捨ててあげなくてはいけないですよね。
あれと同じです。

おさらい.3:フィルター以外は掃除しないの?

あくまでお掃除機能はフィルターのホコリを自動で取ってくれる機能なので、
その奥にある熱交換器のアルミフィン(銀色のヒダのついている部分)や、
実際に風を送り出すシロッコファンと呼ばれる部分は、お掃除機能の付いていない通常のエアコン同様、
ホコリやカビが付着して臭いの原因になります。

 

お掃除機能付きエアコンも、エアコンの内部までは掃除してくれません
フィルターお掃除機能だけでは、内部まではキレイにしてくれません

 

特にキッチンが近いダイニングやリビングに設置されているエアコンは、
キッチンから空気中に飛び出てしまった油などがエアコンの吸気部分から入り込み、
蓄積されベタついてくるとそこがホコリ、カビ、細菌の温床になってしまうんです!
そんなところを通って出てくる風が、気持ちがいいわけ…ないですね…。

「お掃除機能付きエアコンも、内部はお掃除しなくてはいけない」というのはそういう理由なのです。

お掃除、自分でできるかな?

(自分ではやらないので、理由を知りたい方はここをクリック
お掃除機能の付いていない通常のエアコンであれば、
ご自身で市販のエアコン洗浄剤スプレーなどを使って、
ある程度のメンテナンスはできます。

もちろんその場合には
スプレーした液が垂れないようにカバーをしたり、
電装部分にかからないようにするなど注意が必要です。
せっかくキレイになっても、エアコンが故障したら悲しいですもんね…。

そもそも市販の洗浄剤は、
吹き付けた洗浄剤がエアコンの中に残ってしまうと、そこに汚れや菌などが付着し、
かえって汚れてしまう場合があるので、
スマイキュアでは、オススメはしていません。
もちろん、月1程度メンテナンスができるようであれば、一定の効果はあると思いますが。

お掃除機能付きエアコンの場合、
アルミフィンに洗浄剤を吹き付けようと思ったら、大変です。

お掃除機機能のメカは、アルミフィンをカバーするように、前に取り付けられていることがほとんどのため、
メカを外して、アルミフィンを露出させるのは知識を持っていないと、なかなか難しい作業になります。

 

お掃除ユニットを外して熱交換器を露出させる
フィルターお掃除ユニットは、熱交換器の前に付いている!

 

「お掃除機能付きエアコンの掃除は、業者さんに頼むのをオススメする」といのはそういう理由なのです。

本題!どうして割高になっちゃうの?

前置きが長くなりましたが、
では、本題!どうしてお掃除機能付きエアコンのクリーニングは割高になっちゃうのか?!

お掃除機能付きエアコンの場合、通常のエアコンに比べて、
お掃除機能のメカがくっついているので、
分解するときのパーツの数も、工程も多くなります。

またメーカーによっては、特殊な機能を実現するためにいろいろな形状の機械が付いているので、
それに合わせた外し方の知識や技術が必要になります。

 

お掃除機能付きエアコンのパーツは多い
通常エアコンに加えて、フィルターお掃除ユニットの分のパーツも分解と洗浄をします!

 

分解する時間がかかるうえに、
外したパーツの洗浄はもちろん、外したパーツを再度組み立てるのにも時間がかかります…。
所要時間は、通常のエアコンの約2~3倍です。

お掃除業者さんによっては、
時間も手間もかかるうえに、技術も必要なお掃除機能付きエアコンの分解洗浄は受けていなかったり、
受けていたとしても、機種によってはお断りすることもあるようです。

そんなわけで、
どこのハウスクリーニング業者さんも通常エアコンに比べ、
割高の価格設定にせざるを得なくなっているのです。

結論として、
お掃除機能付きエアコンのクリーニング料金がどこも割高なのは、

●エアコン構造が複雑で、分解やキレイにする工程に作業時間がかかる
●分解をするための技術が必要なため、習得した職人の技術料

ということになります。ご納得いただけますでしょうか。

スマイキュアのお掃除機能付きエアコンクリーニングは!!

実際の作業手順を動画でご紹介!

東芝製 お掃除機能付きエアコン RAS-361PDRの場合でご紹介しました。
(RAS-221PDR、RAS-251PDR、RAS-281PDR、RAS-361PDR、RAS-401PDR、RAS-402PDR、RAS-502PDR、RAS-632PDR、RAS-712PDRも同様)

 
スマイキュアはエアコン分解洗浄を基本商材としています。

もちろん、その他の箇所のお掃除メニューもご注文いただけますが、
必ずエアコンの分解洗浄はご注文いただいているので、
スマイキュアスタッフは、エアコン分解洗浄をしない日がありません。

例えばサービススタッフ(作業員)が1日に4軒程度のお客様をご訪問し、
各お宅で少なくとも1~2台のエアコンを分解洗浄させていただくとしましょう。
その作業員が月に20日間稼働すると、

4~8台×20日=80台~160台/月

 

多い時は200台前後のエアコン分解洗浄を行なっています。

最初にも書きましたが、
今や約3~4割がお掃除機能付きエアコンと考えると、
月間で約60~70台のお掃除機能付きエアコンを対応していることになります。

スマイキュアのエアコン洗浄スタッフの技術や知識が豊富になるのは、
みなさまにご注文いただく、この作業台数のおかげなのです。

お掃除機能付きエアコンの料金について。

お掃除機能付きエアコンは、各メーカーで構造は様々ですが、「熱交換器をフィルターお掃除ロボットが覆っている」ということでは、共通しています。

ちなみに、
一口にお掃除機能付きエアコンと言っても、
機種によっては専門的な分解技術が必要だったり、
分解するパーツが多く構造が複雑なために、
作業時間がさらに長くかかってしまいます。
スマイキュアでは、ご案内している12,000円(税別)ではなく、
以下の料金で承っております。

◎18,000円(税別)/1台
【日立】
RAS-X、RAS-S、RAS-SX、RAS-Z(から始まる機種)、RAS-JT●●F2E4、RAS-JT●●CE1
【東芝】RAS-●●●SDR、RAS-●●●SDRS、RAS-G●●●RT
【Panasonic】
CS-●●CX、CS-●●CX2、CS-●●CX2E、CS-●●CXE、CS-●●CXR、CS-●●CXR2、CS-●●NX、CS-●●NX2、CS-●●NX4、CS-●●RAE2、CS-CX●●、CS-CXR●●、CS-NX●●、CS-WX●●、CS-X●●C、CS-X●●C2、CS●●BVE4、CS●●BV2E4
【三菱】
MSZ-FZ●●、MSZ-FZV●●、MSZ-FD●●、MSZ-VXV●●

◎24,000円(税別)/1台
【富士通】
ノクリアXシリーズ(AS-X●●、AS-XS●●、AS-XN●●、AS●●XE●、AS●●X2E●)

上記にリストされていなくても、現場で見させていただいた際に、まれに複雑な機種と判定されるものもありますのでご了承ください。
ご不明な点は、お気軽に電話スタッフにお申し出ください。
ご確認して、ご案内いたします。

結論。お掃除機能付きエアコンの作業料金は、だから割高だった。

今回は、「お掃除機能付きエアコンクリーニングの作業料金はなぜ割高なのか」について、記事にしてみました。

結論としては、
●エアコン構造が複雑なため、通常エアコンより作業時間がかかる
●分解をするための技術が必要なため、職人の技術料がかかっている

ということでした。

お掃除機能付きエアコンとはいえ、定期的なメンテナンスが必要です。

いつでも綺麗な空気でお部屋の環境が「ヨクナル」ように、
ぜひ、スマイキュアにお手伝いをさせてくださいね!