読めば排水トラップに詳しくなる漫画「クネっているのねトラップ君」第4話。
排水口からイヤ〜ぁな臭いが…。
そんなことってありませんか?
またそういうときは、どうしていますか?
臭いの原因と、その対処法をカズくん・トラップくんコンビがわかりやすく紹介します。
臭ったら、詰まる前に、ぜひご覧くださ〜い。
スタート!
排水口の臭い3つのチェックポイント
排水口からのイヤ〜な臭い。みなさんも一度はご経験があるかと思います。
トラップくん第一話(クネっているのねトラップくん第一話「洗面所の排水トラップ編」)にもありますが、生活排水を下水へ流すために、お部屋と外は排水管で繋がっています。
もちろん、下水のイヤな臭いが上がってこないように、排水トラップの仕組みを含め、様々な工夫がされています。
クネっているのねトラップくん 第1話
それでもなぜイヤな臭いがするのでしょうか?
トラップの封水が無くなり機能していない?
キッチンや洗面台、トイレなどは毎日使うものなので、都度水を流していますね。
その度にトラップに水が溜まるようになっているので、基本的に封水の水が無くなってしまうようなことはないでしょう。
ただ、使用頻度の低い場所だとどうでしょうか?
蒸発したりすることで封水が無くなってしまえば、下水からのイヤな臭いの通り道になります。あまり使わない場所のトイレや、旅行や出張などで長期に留守にする際などは要注意ですね。
防臭キャップがちゃんと設置されていない?
下水へ排水する管とシンク下の蛇腹ホースを繋ぐあたりに、「防臭キャップ」という臭いが上がってくるのを防止する部品があります。これが正しく設置されていないことが臭いの原因というケースもあります。
「新築のお家なのに、下水の臭いがする…」ということで業者に見てもらったら、防臭キャップがちゃんとついていなかった。という話も聞きます。
気になるようでしたらシンク下など、覗き込んでチェックしてみるのもいいかもしれません
そもそも汚れている?
食べ物のカスや油、髪の毛などが流れ切らずに排水管内に止まり堆積していきます。
これらが臭いや、放っておけば詰まりの原因になります。
もちろん、シンクやワントラップの裏側などの汚れも臭いの原因ですので、こまめに掃除を心がけたいものです。
あとは、つながっている外の排水桝の汚れもケアしておきたいですね。
排水管のお掃除の方法は?
物理的に磨く
ブラシなどでゴシゴシ磨いてキレイにする方法があります。
「目に見える・ブラシが届く範囲」の汚れは取り除くことができますので、気になるところがあれば毎日の掃除に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
…その際は掃除用具を排水管の中に落としてしまわないようにお気をつけて。
アニメで紹介|排水管洗浄したらこんなもの出てきました!
重曹+クエン酸でキレイにする
ナチュラルなお掃除道具としてもすっかり定着しています。重曹と、クエン酸。
これらを使うのもおすすめです。
「アルカリ性の重曹」と「酸性のクエン酸」が混ざると中和の反応で泡が発生します。この泡はヌメリの汚れを浮き出させてキレイにしてくれます。比較的手軽にできるのでやっている方も多いのではないでしょうか。
パイプクリーナーでキレイにする
ドラッグストアやホームセンターなどでは色々な種類の、液状パイプクリーナーが販売されています。
商品に表示されている取扱説明を十分に守りながら正しく使えば、基本的には「注いで」、「待って」、「すすぐ」だけのものが多く、手軽にキレイにできるのがポイントです。
詰まり・汚れの程度によっては効果を発揮します。
専門業者でキレイにする
そもそも掃除をするが面倒。市販のクリーナーを含めて薬剤はどうも怖い…。
そんな方には専門業者によるお掃除をお勧めします。
洗浄の機材にしても、洗浄剤ひとつにしてもプロが扱うものは強力な洗浄力で、洗浄・殺菌効果を発揮します。
ヨクナル編集部員の自宅、築2年のキッチン排水ホースもご覧の通り。油の汚れがビットリと着いていましたが、キレイにすることができました。
機会があればぜひ一度排水管の洗浄をされてみるのはいかがでしょうか。
排水管は汚れるものだから定期的にお掃除を。
当たり前ですが、できれば気持ちよく毎日を過ごしたいもの。
お部屋で下水臭がするほどイヤなこともそうそうありません。
ご自分でケアできるところはやるにしても、自分でやって設備を壊してしまい修理にお金がかかったり、使う薬剤によっては危険な場合もあります。
できないところは専門の業者に依頼するのがいいですね。
次回もお楽しみに。
▶︎第一話(洗面所の排水トラップ編)はこちらで読めます
▶︎第二話(キッチンの排水トラップ編)はこちらで読めます
▶︎第三話(お風呂場の排水トラップ編)はこちらで読めます