千歳船橋トドロキ物語
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千歳船橋野菜人情噺|トドロキ物語 ーヤサイとボクと、時々、社長ー

こんにちは、ヨクナル編集部の小林です。わたしたちライブウェルの東京営業所では、社員のモチベーションアップや交流の場、健康管理のために社員食堂があります。今回はそんな社員食堂にこだわりの野菜を配達してくれている八百屋「トドロキ」さんを紹介したいと思います。
トドロキさんは、小田急線の千歳船橋駅から徒歩3分の所にある老舗の八百屋さん。どうしてライブウェルに野菜を配達するようになったのか?!そこにはライブウェル社長との、とっても意外なエピソードがありました。

千歳船橋にある創業45年の八百屋さん

千歳船橋トドロキの樋口さん

——それでは、店主の樋口さんにインタビューしていきたいと思います。今日は、お忙しいところありがとうございます!

樋口さん:いえいえ、なんか改まると緊張するねぇ(笑)

——大丈夫ですよ、いつもどおりで^o^
早速なんですが、ずっとトドロキさんだと思ってたんですけど領収書の判子を見ると樋口さんなんですよね。トドロキという店名にしたのは、なんでなんですか?

樋口さん:あぁ、それね。いや、実家が等々力なんだよ世田谷の。…それだけ(笑)

——あっ、そうなんですね。ちなみに僕は、川を挟んだ川崎出身なんで、成人式はとどろきアリーナでしたよ。
最初から八百屋さんだったんですか?

樋口さん:当時ね、兄貴が八百屋をやっていて「お前もやらないか?」って誘われたんだよ。ほら、当時は食べるもんとか少なかったろ?で八百屋で働くと色々食わしてもらえるからなんて言われて「じゃ、やってみるか」ってなもんよ。
その後、昭和49年に独立してトラック販売を始めたんだけど、数年後に前の社長から「今のお店があくからやらないか?」って声がかかって。しばらくは、借りて営業してたんだけど商売が軌道にのりだした頃、そこの世田信(世田谷信用金庫)に頼んで融資してもらい、今の店を買い取ったんだよ。

——中々のサクセスストーリーですね!!
その頃の千歳船橋はどんな感じだったんですか?

樋口さん:当時はさ、今みたいにこの辺もスーパーなんかなくってさ、八百屋だけで13軒もあったんだよ。今じゃ考えられないだろ(笑)

——13軒!?そんなにですか!

樋口さん:そうだよ。でも、みんなやめちゃったよ儲からないから。俺らも歳だけどさ、古い客もいるし中々なぁ…。
今じゃ、店より配達の方が売りは多いかな。近所の幼稚園や個人のお宅などに配達してるよ。それこそおたくの会社とか(笑)まぁ俺は、もともとそっちだからね。

——お店にいらっしゃるお客様はどんな野菜を買っていかれますか?

樋口さん:やっぱり今は、何かと産地を気にする客が多いね。何々産は、心配だとか、外国産は、だめだとか…。でも外国でしか取れないものは外国産だよ、あたりまえか(笑)

——国産と外国産の違いってなんですか?

樋口さん:そうだな、国産野菜は市場に届くまでにそれほど時間がかからないだろ?逆に輸入品は、入るまでに時間がかかるから色々工夫してるんだろなぁ、よく日持ちするよ(笑)

——国産のほうが日持ちしないんですね!

樋口さん:ま、ものにもよるけどね。

——樋口さんは、野菜を見ただけで、国産か外国産かわかるものですか?

樋口さん:そりゃ40年以上、野菜見てるからね。たぶんな(笑)

——そりゃそうですよね…すいませんm(_ _)m
社員食堂の調理スタッフがいつも「野菜が立派だ(^Д^)」と喜んでいるのがわかる気がしました。

樋口さん:そりゃ、おたくの社長がうるさいからだよ(笑)

——あはは、すみません、他の質問します(笑)
長年、八百屋をされていて時代を感じることはありますか?

樋口さん:そうねぇ(しばし沈黙)…まぁ、野菜の種類も増えてるし、売れるものは変わってきてるよね。たとえば最近は、ハッサクは売れるけど夏ミカンを買う人はいないねぇ。甘くて手ごろなかんきつ類も増えてるしね。

——夏ミカン?!

樋口さん:昔はよく塩かけて食ったけどね。思えばレモンとか高級品だったよなぁ…。当時の価格で100円したからね。昭和40年代の価値で100円だから今だと350円くらいか?それほど一般家庭での需要も少なかったのかもな。

——レモンてそんなに高級品だったんですね!

樋口さん:今でも瀬戸内産のレモンなんかだと1個200円くらいするけど、さっきのは輸入もんでよ。サンキストかな。今も高級な野菜はたくさんあるよ。1個数百円するトマトとかさ。うちじゃそういうのはあまり売れないけどな。

あ!渋谷に行けない!!

実は、ライブウェルの社長の中沢とは古くからの付き合いの樋口さん。二人にはちょっとした出会いのエピソードがあります。ここからは中沢も含め対談していきたいと思います。

中沢:初めて会った時のこと覚えてますか?

樋口さん:ん?

中沢:金借りたじゃないですか(笑)

樋口さん:そうだっけか?

中沢:もう四半世紀前の話ですが、交通事故で怪我して失業してすぐこのあたりに越してきたんですが、ちょうど職安に行こうと駅に向かってる途中財布を忘れたのに気がついて。「あっ!」って声出しちゃったのが丁度、トドロキさんの前だったんですよ。そしたら「おい、兄ちゃんどうした?」って声かけられて。

樋口さん:うんうん…

中沢:「いや、財布わすれて」って…

樋口さん:そういえばそんなことがあったかもしれないなぁ。

中沢:そしたらお店に吊るしていたつり銭入れのカゴから、千円札をだして「これ、持っていけ!」って

樋口さん:ああ、あったなそんなこと(笑)昔は、つり銭は、カゴぶらさげてたよな。なつかしい。

中沢:あの時は、男気を感じましたね(笑)下町から越してきたばかりだったけど、この町も人情味があっていい町だなぁと…。トドロキさんのおかげでチトフナが好きになりましたよ。
それからは、ちょくちょく店に買いに行くこともあったけど、隣町に引越してしまい疎遠になっちゃってたんですが…

樋口さん:そうだよ!そしたら急に「うちの会社に配達してくれないか?」と突然言われたときはびっくりしたよ。店にはあまり来ないし、たまに会ってもココ(※このインタビューは、お二人の馴染みの千歳船橋にある喫茶店で行いました)くらいで二言三言かわすくらいだからね。
あ、奥さん元気?(※社長と奥様は、この喫茶店で出会いました)

中沢:はい、元気ですよ。
数年前に外に行く従業員の弁当を作り始め、そのうち内勤も不公平だからと始めたのですが、どんどん従業員も増えちゃって買い物どころじゃなくなっちゃって…。量も増えるし、肉や魚も業者から取るようになり…。そんなときフッとトドロキさんを思い出してココのマスターに電話番号を聞いたんです(笑)

樋口さん:たしかに野菜を選ぶのも運ぶのも時間がかかるからね。

いつも安心で、美味しいものを

千歳船橋の八百屋さんトドロキ昔ながらの野菜の陳列
昔ながらの野菜の陳列

中沢:今は更に拡大して社員食堂になってしまい私は、お払い箱ですが(笑)
おかげさまでスタッフには、社員食堂が人気です。

樋口さん:よく「スタッフに手作りの食事を出してあげよう」なんて思いついたよな。

中沢:最初は、「同じ釜の飯を食う」じゃないけどチームワークを養う為みたいなとこもありましたが、最近はそれをみて SNS経由で入社する従業員なんかもいますので色々といいですね。

樋口さん:SNS?ああ、ああゆうやつね。よくわからないけど。
社長んとこは国産野菜にこだわっているよね、普通はなるべく原価を抑えようって思うのによくやるよな。

中沢:従業員が食べるものですからね、家族にそうするようにスタッフにも旨いものを食べてもらいたいですよね。

樋口さん:うんうん。

中沢:逆に「食べ過ぎて太る」なんて声もありますけどね(笑)

樋口さん:社長はアイデアマンだからな、よくいろいろ思いつくよね。やっても継続するのって大変だよな。

中沢:トドロキさんだって創業45年でしょ、すごいですよ!

樋口さん:当時は、妻と子供のために必死だったね。やっぱり人間はゆっくりしているとダメなんだよね。くらいついていく気持ちでないとね。

中沢:社員食堂は始めて5~6年経ちますが、食堂のスタッフが一生懸命、毎月メニューを考えたり、どうしたら利用者を待たせずに提供できるかなど、試行錯誤しながらやっています。

樋口さん:何事もチャレンジする勇気って大事だよね。あたたかいところばかりにいるよりかは、多少は厳しいところに環境を置いてみることも必要だよ。

夢を持って頑張ってほしい

樋口さん:ライブウェルのスタッフは若い人が多いね。配達に行くと元気のいい挨拶をしてくれるよ。

中沢:ありがとうございます!

樋口さん:若い人達には、ちょっとでいいから夢を持って頑張ってほしいね。今日頑張ったら何か買おうとか、これを頑張ったら夢に近づくとか、それに向かって頑張ってほしいです。

中沢:同感です!

樋口さん:これからも皆さんが元気で働けるように、新鮮な野菜を頑張って配達しますね。

中沢:よろしくお願いします!今日は貴重なお時間をありがとうございました。

 

ライブウェルでは、スタッフにおいしい・安心の料理を食べてもらいたいという気持ちから、地域の八百屋さんが選んだ野菜を使っています。これからも「同じ釜の飯」を食べながら、仲間とともに新しいことにチャレンジしていきます。トドロキの樋口さん。取材へのご協力ありがとうございました。

野菜・果物のトドロキ

住所東京都世田谷区船橋1-12-14
定休日日曜、祝日
営業時間7:00~19:00