ヨクナル編集部の前置きはいいから、秋うつ?秋バテ?これって何?という方はここをクリックしてください。
「0」のつく日のお約束ヨクナルです。好評企画「あまちゃん先生のピンポイントリラックス」ついに第7回!
あまちゃん先生こと、鍼灸セラピストの天田ゆき菜先生に、日常のちょっとした悩みに効くツボやストレッチ、リラックス法など、心も体もちょっとヨクナルポイントをご紹介いただきます。
天田先生は、フリーの鍼灸セラピストとして、会社経営者、医師、育児中の主婦の方など来院する時間のない方のご自宅に訪問して施術を行っていらっしゃいます。ライブウェル株式会社東京営業所でも、定期的にお越しいただいて、スタッフの体のケアをご担当いただいています。
では、あまちゃん先生。今月は何ですか?
知らない間に夏の疲れが…
日中は日差しが強くても朝晩はだいぶ涼しくなり、日が沈むのが早くなりました。
木々の葉は色づき、はらはらと散り始める秋。
なんとなくセンチメンタルな気分になっているのは
私だけではないはずです。
人間ですから、ある程度の気持ちの浮き沈みはあるものと思いますが、
あまりにも気分の落ち込みが激しいとそれは
「秋うつ」かもしれません。
そもそも「秋うつ」とは何でしょう??
「秋うつ」とは?
秋うつとは季節の変化をきっかけに発症するもので
季節性うつ、
季節性感情障害、
とも呼ばれています。
日照時間が短くなる10月〜11月にかけて症状が現れはじめ、
日差しが長くなる3月頃になると回復します。
参考:
東京 平年値(年・月ごとの値)
詳細(日照・雪・その他)
出典:気象庁ホームページ (http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=&day=&view=a4)
「東京 平年値(年・月ごとの値) 詳細(日照・雪・その他)」(気象庁ホームページより)
気象庁「東京 平年値(年・月ごとの値) 詳細(日照・雪・その他)」
(http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=44&block_no=47662&year=&month=&day=&view=a4)
を加工して作成
「秋うつ」の主な症状は?
主な症状は
●気分の落ち込み
●過眠
●過食
●倦怠感が続く
などがあります。
「秋うつ」と日照時間の関係
ではなぜ日照時間が短いと、秋うつになってしまうのでしょうか?
それは、
日照時間が短いと、セロトニンの分泌が少なくなるからです。
セロトニンとは、脳内で分泌される、
感情や気分のコントロールや心の安定にはかかせない神経伝達物質のひとつです。
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれていて、
やる気を出したり、気分を明るくする作用があり、
日光を浴びることで生成されるといわれているのです。
日照時間が減り、また、寒さから外に出ることもしなくなると、
日光を浴びることが少なくなり、セロトニンがうまく作られず、
その結果、心のバランスをとるのが難しくなってしまう…
というのが秋バテの原因の一つです。
秋うつを予防するために!
では、「秋うつ」にならないようにするためには、どういうことに気をつければ良いのでしょうか?
予防法や、改善策をご紹介します。
❶朝、日光を浴びましょう
「幸せホルモン」セロトニンを生成するには、日の光を意識的に浴びることが大切ということを先にご紹介しました。
日差しを10分くらい浴びるだけで、
セロトニン分泌が活性化されます。
朝起きたら曇っていてもカーテンを開けて、
光を少しでも取り入れましょう。
朝のうちに浴びることが実はとても大切。
体内時計も整い、自律神経の乱れにも効果的です。
❷トリプトファンを多く含む食品を摂る
セロトニンの材料となる、食べ物にも気をつけてみましょう。
セロトニンを生み出すのに必要な栄養素が、トリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸です。
トリプトファンが多く含まれる食品には
お肉類、納豆、豆腐などの大豆製品、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品があります。
また、ビタミンB6も一緒に摂取することで、セロトニンの生成が促進されます!
ビタミンB6はレバーなどの内臓や、お魚、お肉などに含まれていますよ!
…つまりバランスの良い食事をするのが良いといことになりますね。
あと、バナナはトリプトファンはそこまでではないものの、
ビタミンB6の含有量が高いので、「幸せホルモン」セロトニンを増やすのにオススメ!なんて様々なサイトで紹介もされています。
ぜひ、食事面でも気にしてみてください。
❸身体を冷やさない
今の季節は一日の気温差が大きく、
自律神経のバランスを崩しやすくなります。
自律神経が乱れると精神の安定を保つことが難しくなります。
羽織りものを持ち歩いたり、
夜は湯船に浸かるなどして、なるべく体を温めて、
自律神経に負担をかけないようしたいところです。
季節の変わり目の秋バテ
ここまで「秋うつ」をご紹介しましたが、
季節の変わり目でもう一つ気をつけたいのが、
「秋バテ」です。
高温多湿で疲れた夏の体に起こるのが「夏バテ」。
「秋バテ」は、夏の間に冷たいものを食べたり飲んだりしてきたことで、乱れた自律神経のところにきて、
昼夜の寒暖差や低気圧が原因で、引き起こされる体の不調です。
疲れやすくだるい、眠い、やる気が出ない、食欲がない、めまいや立ちくらみ、頭がすっきりしない、微熱などの症状があります。
こちらも自律神経の乱れが原因ですので、
●睡眠・休息を十分にとる
●体を冷やさない
●栄養のバランスの良い食事をする
などして、
ケアしていきましょう。
徐々に体を秋〜冬モードに切り替えて行くことが大切ですね。
秋の夜長を、リラックスしてお過ごしください
いかがでしたか?
暑い夏を活発に過ごしてきた方も、
秋の夜長には
ゆっくりバスタイムを楽しんだり、
身体をストレッチしたりしてのんびりした時間を確保する事が、
心身ともに健康につながると思います。
これからどんどん寒くなってきますが、
皆さまくれぐれもご自愛くださいませ。
来月もまたお楽しみに〜。
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あまだ鍼灸治療院
鍼灸師の天田(あまだ)です。
私は大学時代に鍼灸師の国家資格を取得し、この仕事を始めて現在10年目になります。今までのべ2万人以上の方の施術に携わり、2016年2月にフリーの鍼灸セラピストとして独立しました。
普段は会社経営者、医師、育児中の主婦の方など来院する時間のない方のご自宅に訪問して施術を行っています。
こちらでもしっかり問診をとった後に、鍼灸、整体、タイ古式マッサージ、アロマを組み合わせて施術させていただきますので、はりが怖い方でも安心して受けていただけます。
お身体だけでなく心も軽くなるような施術を心がけていますので、お気軽にご利用ください。